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この画像は2005東アジア五輪個人戦ダブルス一回戦vs.葉佳霖・黄軍晟(台湾)での金煕洙である。この大会での金煕洙は結果こそメダル無し(個人戦)におわり地味な印象だが、内容はよかった。ヒースーここにあり、を充分にアピールするテニスであったといえるだろう。台湾からダブルスで勝ち星をあげたのはイ・ゾンウーとキム・ヒースーのペアだけだし、王俊彦・方同賢とも2度あたり、ペアを代えながら4-5,3-5と肉迫している。特に国別対抗ではゲームカウント4-3とリードさえ奪い、全くどっちに転ぶかわからない展開に。さすが、とうならされた。この試合については観戦記にゆずりたいが、ここでヒースーが勝っていれば大会はどうなっていたのだろうか。
ヒースーの選んだ戦術は当然のようにダブルフォワード。しかしそのスタイルだけでは、今回のチーム力では、どうにもならないことは知り尽くしていたようで、非常に過激な戦術にでた。早め早めの勝負を仕掛けてきたのである。もっともダブルフォワード自体がすでにそういう攻撃的なスタイルなのだが、そこをさらに一歩踏み込んだ、かなり「ヤバい」テニス、いけるボールは全部いく、フォーメーションもへったくれもない、とでもいうようなテニスである。こんなことができるのは旧ルールシングルスを極めた韓国4トップのみ、なかでも劉永東と金煕洙だけだろう。とにかく、徹底したヒースーの個人技の世界が繰り広げられる。彼の技量が最大限に発揮されたわくわくするようなテニスになった。
誤解してほしくないのは、彼が決してひとりよがりのテニスをしたのではないということである。やはりそれはフォアザチームのテニスというか、勝つ為に最善の選択をしたにすぎない。ヒース−の下でボェ・ウオンソンもイ・ゾンウーものびのびとテニスをした。初出場とは思えない程に力をだしていたのである。このへんのヒースーの力量はたいしたものである。
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| 下は左右逆版 |
それがもっとも奏功したのが、この個人戦ダブルスの葉佳霖・黄軍晟戦。葉・黄は、この後、札幌国際で完勝したように実力は高い。ヒースーはまさにそれを力と技でねじ伏せた。
なかでも圧巻だったのが4ゲームめ。ゲームカウントは2-1でイ・キムのリードという局面である。
一本目、イ・ゾンウーのサーブ(ファースト)がクロス一杯へ。対する葉佳霖はストレートへの猛烈なアタック。しかし、これはヒースーが誘った風で、まってましたとばかりにタテ面で外へハジキだす(無論クロスへのサーブはヒースーの指示である)。
二本め、イ・ゾンウーのファーストはフォルト。セカンドサーブ、黄軍晟(サウスポー)クロスへの強烈なリターンをヒースーがセカンドポーチ(これがこのページの画像)。
三本目、この大会のために準備したともいえる強烈なヒースーのトップスピンサーブ、対する葉佳霖のリターンはネットにあがるヒースーの足元にディンクショット、ヒースーはこれを得意の裏面で軽業のようなハーフボレーをストレートに、黄軍晟の逆クロスへの返球を絵に描いたようなバックポーチボレー。
四本目、ヒースーの強烈なスピンサーブが黄軍晟のラケットを弾き飛ばしエース。4連続ポイントである。
このゲーム、イ・ゾンウーはサーブを打っただけ。あとはヒースーひとりでやってしまった。あぜんとするような離れ業。「ひとりで4本」である。台湾期待の若手を完全につぶしてしまった。ブラボーヒースー!!
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